日本の未来を変える論理

30代の地方に住む営業マンです。 今までこれからを生きる子供たちの未来を変える生き方を模索してきました。 本当にやりたい事をして本当に生き易い子供たちの未来を作るためどうすればいいのか? その結果として今年2016年に大きな決断をしました。 そんな私の過去の軌跡と日々の気付き、ポエムを掲載してます。

感情を出せない理由

おはようございます。ヨシケンです。

本日のテーマは『感情を出せない理由』です。

前回日本人が建前コミュニケーションによって、感情が出せない事とその悲劇をお話ししました。
そこで今回お話しするのは、何故日本人が感情を出せなくなったのか?について私なりの見解をお伝えしたいと思います。

今でこそ建前コミュニケーションは当たり前となっているので、想像し辛いかも知れませんが、昔日本人は感情豊かな民族でした。昔といっても、それ程昔ではなくつい最近です。そう、第二次大戦前までは。
私も、私の親も戦後の生まれのため第二次大戦の事は歴史の教科書で習った知識しかありません。祖父は戦争を体験していましたが、10歳の時に亡くなったため戦争の事を聞いた事はありませんでした。そんな私は、残念な事につい最近まで教科書で習った通り、日本は侵略戦争をしてアジアの国々に迷惑をかけた加害国だと思ってました。ですので本当に大切な事、この時代を生きた日本人の感情や想い、そしてそれに基づいた事実を知らなかったんです。歴史は解釈によって変わるものである事は理解した上でも、明らかに私は戦後左翼によって作られた歴史の情報しか知りませんでした。
ここで伝えたいのは事実がどうであったか?では無く、この国の近代で最も大きな出来事であった戦争の事について知ろうと言う意思さえ無かったと言う事です。
そうですこれこそが、戦後の教育によって骨抜きにされてしまった日本人のなれはてです。そして敗戦により日本はアジアの国々に迷惑をかけた加害国と教えられ、無意識深くに人に迷惑をかけてはならない事を刷り込まれてしまったんです。そこから生まれたのが建前コミュニケーションです。日本人は本来、和を大切にする民族です、その為無意識に人との繋がりを感じ求めています。しかし、敗戦によって受けたトラウマにより迷惑をかけない様に人と繋がりたいと思うようになりました。そんなとき感情は邪魔になる事が多い、相手にコレを言ったらどう思われるか?、皆んなが一致団結してるのに私の意見なんて、と考える様になります。皆さんもそんな経験ありませんか?
そうやって皆んなが感情を抑えて行くと社会全体に感情を抑えるのが当たり前になり美徳とされます。そうやって日本人は感情を出せない様になってしまったと私は考えています。
そう、個人の問題では無く日本社会全体の問題なんです。
この問題は今や社会問題の一つ鬱増加に密接に関わっています。

皆さんは本音が言えて分かり合える、そしてどんな隠し事もせずに付き合える人がいますか?
そんな人が、そして仲間が居たら最高ですよね。

次回は『建前コミュニケーションから本音コミュニケーションへ』というテーマでお話ししたいと思います。